気をつけて!子どもやペットがいる家のネズミ駆除は危険がいっぱい!

笑顔の赤ちゃん

「子どもが殺鼠剤をあやまって食べたりしないか心配」
「ネズミ駆除ために罠を仕掛けたけど、ペットには影響ないの?」
「何気なくネズミ駆除していたけど、どんな危険があるの?」

この記事が気になったあなたは、こんな疑問を持っているのではないでしょうか?

ネズミはたくさんの病原菌を持っています。

ネズミは移動しながら糞や尿を撒き散らすので、床に近いところで生活をしている小さな子どもやペットがご家庭にいらっしゃる方は、早く不衛生なネズミを駆除したいですよね。

この記事では、誤飲が心配される殺鼠剤(さっそざい)に含まれている主な成分と人体への影響、あやまって食べた時の対処方法、殺鼠剤以外の駆除方法で気をつけておきたいポイントをご紹介します。

駆除グッズを使用する時に注意しなければいけないことが分かれば、安心してネズミを駆除することができるというもの。

はじめに殺鼠剤に含まれている主な成分についてお話します。

殺鼠剤の誤飲対策とは?

ホームセンターやインターネットで手軽に買うことができる殺鼠剤。害獣ネズミを薬で殺してしまえば問題解決!と思い、手にとられる方も多いと思います。

そこで気をつけてもらいたい点があります。

ネズミにとって危険な毒ということは、多かれ少なかれ人間やペットにも毒であるということです。人体への影響が低いと言われていても、身体には有害な物質であることにはかわりありません。特に、スーパーラット対策で使用されている「リン化亜鉛」は濃度が1%を超えると劇物となるシロモノです。大人でも5g程度で死に至ると言われていますから、大人より体重が少ないペットや小さなお子さんが誤って食べてしまってはとても危険です。

あやまって食べたりしないよう以下のことに気をつけて使用してください。

  • 小さなお子さんやペットが簡単に近づける場所で使用しない
  • ネズミは夜行性なので、寝る前に設置し、朝には回収をする(起きている時間帯に使用しない)

徹底して殺鼠剤に触れさせないために、お子さんやペットが起きている時間帯は設置しない(回収する)ことを心がけましょう。

手の届かないところに置いているつもりでも、案外簡単に近づけたりすることがあります。

あやまって食べてしまった場合はどうすればいいのか?

  • 可能ならば吐き出させ、医師の診療をうけてください。
  • 診察を受ける際には、主要成分を伝えてください。
  • ジフェチアロールの治療剤としては「ビタミンK1」が有効です。

殺鼠剤の効能

ちなみに、どうやってネズミを死にいたらしめているのでしょうか?
主に使用されている薬剤は「クマリン」「ワルファリン」「ジフェチアロール」「リン化亜鉛」があります。

【クマリン・ワルファリン・ジフェチアロール】
蓄積毒性・抗凝血性剤に分類される殺鼠剤
中長期的に摂取すると、出血性外傷がなくても、自然出血してそのまま血が止まらず、失血死してしまいます。
【リン化亜鉛】
胃酸と反応してホスフィン(リン化水素)ガスが発生することで、中枢神経を侵し、呼吸困難となり死に至らしめます。
人間が摂取した場合、嘔吐・胸部圧迫感・昏睡などの症状があらわれます。

人間が編み出した技術とはいえ、なんとも残虐な殺し方ですよね。

粘着シートの注意点

粘着シート

ネズミがかかったら絶対に逃がさない粘着シートですが、殺鼠剤と同様、小さなお子さんやペットには脅威になりえるアイテムです。

粘着シートには、とても強力な接着剤が塗られています。

私は、作業中に何度か触れてしまったことがありますが、接着剤がなかなか取れずに難儀しました。

大人でも厄介なシロモノですから、小さなお子さんやペットがひっかかってしまうと剥がすのにとても苦労します。

髪の毛や体毛などに絡みついた場合、抜いたり切ったりしなければならなくなりますから注意が必要です。

ハムスターやモルモットなど小動物がひっかかった場合、引き剥がすことができずに最悪死に至ることも考えられます。

そうならないためにも以下のことに気をつけて設置・管理してみてはいかがでしょうか?

  • 粘着シートを設置した部屋に決してペットやお子さんを入れない
  • 設置している場所に入らないようゲートを設置する
  • 朝になったら粘着シートを回収する(ネズミは夜行性のため)

ペットが粘着シートにひっかかった場合はどうすればいいの?

獣医さんとペット

細心の注意を払っていたとしても不慮の事故でペットが粘着シートにひっかかってしまう場合があります。

接着剤は水やシャンプーをしても簡単に取り除けるものではありません。

力任せに剥がそうとしたり、毛ごとハサミで切り取ろうとすると、皮膚が傷ついてしまうことがあるのでやめましょう。

自分で剥がすのに自信がない場合は、早めに動物病院に連れて行きましょう。

ただ、粘着シートが貼り付いたまま移動しては、さらに被害が拡大してしまいますので、可能な限り粘着シートを切り取ってあげましょう。

その際に、ペットが口にしても平気なベビーパウダーや小麦粉などがあれば、カラダについた粘着シートに振りかけると、粘着性が低下するので作業が楽になります。

自力で処置しようと思われるなら、サラダ油やベビーオイル、クレンジングオイルなどをシートと毛の間に少しずつ染み込ませ、粘着物質を溶かしながらゆっくり剥がしていきましょう。

処置した後はシャンプーや中性洗剤などで丁寧にオイルを取り除きましょう。

粘着シートを取り除いたら、取り残しがないか、皮膚炎を起こしてはいないか動物病院でチェックしてもらうと安心でしょう。

超音波の注意点

ネズミを追い出すのに使用するのが「忌避剤」「超音波」があります。

超音波は安いものでは200円から高いものでは1万円以上するものまで多く販売されています。

人間の耳では聞き取ることができない周波数にさらされていて、人体やペットに影響がないのか不安に思う方もいらっしゃると思います。

結論からいいますと、ほぼ影響がありません。

ネズミが嫌う周波数レベルは20~50kHz、それに対して、犬や猫、鳥に影響が出る周波数は50kHz以上なので影響を受けません。

ただし、ハムスターやモルモットといったねずみと非常によく似た構造をしているので、ねずみの嫌う超音波に反応してしまう可能性がありますので、使用は控えておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

駆除グッズを利用するのにこんなリスクが潜んでいたなんてビックリですよね。

子どもやペットは目の前にあるものが毒なのかどうかのかの判断をすることができません。

悩みのタネであるネズミをいかに駆除するかに心を苦心するあまりに、愛する子どもやペットに重大な被害を与えてしまっては元も子もありません。

この記事で罠を設置したら放置することなく、ちゃんと自分で管理しなければならないんだと気づいてもらえれば幸いです。

  • 罠はお子さんやペットの手に触れないような場所に設置する(ゲート設置も含め)
  • 罠は就寝前に設置し、起きたら回収をする(お子さんやペットの活動時間に罠を仕掛けない)