ネズミが原因で引き起こる恐ろしい病気について

ネズミが建物内に侵入すると、さまざまな被害が発生すると言われています。

  • 「夜中、天井裏や壁間で走り回るため、うるさくて眠れない」
  • 「ネズミの糞尿からの異臭」
  • 「食べ物をかじられた」
  • 「建物や家具に穴を開けられた」
  • 「配線コードをかじることによる漏電が心配」

など、さまざまな被害が思い浮かぶと思います。

今回はそんなネズミ被害の中でも衛生面での被害「ネズミが運ぶ恐ろしい病原菌」について、

  • 「ネズミのふん尿から感染する病気」
  • 「噛まれることで感染する病気」
  • 「寄生虫から感染する病気」

3つあるそれぞれの感染経路から引き起こる病気についてご紹介していきたいと思います。

ネズミのふん尿から感染する病気

粗相をしてしまったネズミの写真

不衛生な場所を移動するネズミは、全身に病原菌をまとっているといっても過言ではありません。もちろん、ネズミのフンや尿にも菌やウイルスなどが含まれています。

ネズミは尿を垂れ流しながら動くという厄介な習性を持っていますので、ネズミが建物にいるということは、病原菌を建物内に撒き散らしながら動き回っているということになります。

直接ネズミに触れていなくても、感染してしまうのは、このことが原因です。

サルモネラ症

ネズミのふん尿にはサルモネラ症の原因となる病原菌が多く含まれています。
このサルモネラ菌が、ネズミのふん尿を介して人の手や食べ物などに付着し、口に入ることで感染します。
食中毒の原因になる細菌です。
毎年100件以上の患者が報告されています。致死率の高い病気ではありませんが、子どもやお年寄りが感染すれば重症化する可能性が高いです。

【症状】腹痛や嘔吐、劇などの急性胃腸炎

レプトスピラ症

ネズミの排泄物に含まれているレプストスピラ菌が、水や土壌から口や皮膚を経由して感染する病気です。人から人への感染は起こりません。

日本では「秋疫(あきやみ)」「用水病」「七日熱(なぬかやみ)」などの名前で呼ばれていました。

水や湿った土壌で数ヶ月生存することができるので、川遊びや公園での水遊びなどによる集団感染が報告されています。

【症状】悪寒・発熱・頭痛・全身の倦怠感、眼球結膜の充血、筋肉痛、腰痛など

ハンタウイルス肺症候群

日本ではまだ感染報告はされていませんが、アメリカ、カナダ、南米で患者が発生しており、約40%が死亡する重症度の高い病気です。

北米ではシカマウス、南米ではコトンラットやコメネズミなど、ウイルスを持ったネズミのふん尿が混ざったほこりを吸い込むことで感染します。(日本にはそれらのネズミは生息していません)

【症状】初期症状は風邪の症状に似ていますが、急激に症状が悪化し、肺水腫を伴う呼吸困難を引き起こします。

現在、ワクチンや有効な治療法は確立されておらず、対処療法にとどまっています。

噛まれることで感染する病気

壁からネズミがでてきた写真

鼠咬症(そこうしょう)

この病気はネズミに直接噛まれたり、ひっかかれたりすることによって感染し、発病するものです。鼠咬熱(そこうねつ)とも呼ばれてます。

非常にまれな病気で、病原体は「鼠咬症スピリルム」と「モニリホルム連鎖桿菌(れんさかんきん)」の2種類の細菌です。

【症状】通常3~5日の潜伏期ののち、突然の悪寒、上がり下がりを繰り返す発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛などインフルエンザのような症状があらわれます。

アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックは、食べ物やハチに刺されて起きる強烈なアレルギー症状として有名ですが、ネズミに噛まれることで同じように発症します。

ネズミに噛まれたときに人の体に細菌や異物が入り込むと、それらに対して抗体が作られます。その抗体が過剰な免疫反応を起こしたとき、体がショック状態に陥ることが原因です。

アナフィラキシーが引き起こると、すべて心停止に繋がるわけではありませんが、一度おさまった症状が再びあらわれることもありますので、症状がおさまったからといって安心せず、しっかりと様子をみてすぐに医療機関を受診し、速やかに治療することが大切です。

寄生虫から感染する病気

虫眼鏡でダニを拡大している写真

ツツガムシ病

ツツガムシ病は、「オリエンティア・ツツガムシ」という病原体を生まれながらに持っているツツガムシの幼虫に吸着されて、人の体内に入ったときにだけ発病する感染症のひとつです。
全てのツツガムシが病原体を持っているわけではありません。

ツツガムシはダニの一種で、ネズミの身体にも寄生しています。

【症状】
初めはひどい風邪によく似ています。身体がだるく食欲がなくなり、ひどい頭痛や39度~40度の高熱がでます。4,5日目になると胸や背中などに2~3mmの発しんが現れ、その後、腕や顔にも増えていきます。早期に適切な治療を受けると、熱が下がり、早い回復が望めます。しかし、治療が遅れると、全身の内蔵機能が侵され、重い脳炎のような症状がおこることもあり、重症化することもあります。平成25年には亡くなったケースもあります。晩秋~初冬にかけて多くの患者がでています。

イエダニによる虫刺され

イエダニはネズミや鳥に規制する吸血性のダニで、寄生していたネズミが死んだ場合やネズミの巣内で大発生した際に、移動をして人に吸血します。

【症状】
刺された直後はあまり腫れませんが、1~2日後に激しい痒みや発疹などの症状がでます。
幼児は成人と比べて反応が強くあらわれる傾向があります。
特に、耳・目の周辺や足首は大きく腫れます。
大きく腫れてしまったときは、市販の薬ではあまり効果が望めませんので、早めに専門家へ受診することをオススメします。

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